2013年3月13日水曜日

人生最大の挑戦

いよいよ、自分にとって人生最大の挑戦が始まる。

非常にお世話になった会社を辞めたのが約5年前の30歳。
10代のころから考えていた、自分の会社を創ることを決意した。
途中、コンサルティング会社で苦労し、新規事業の経験を積もうと転職したベンチャーは倒産。
仕掛かりのプロジェクトを投げ出すわけにもいかず、個人事業主として続けたのが2010年の11月。
プロジェクト終了後も様々なお仕事をさせて頂き、法人を設立したのが2011年の7月。
途中、過労で入院したり、結婚・出産といった人生の一大イベントもあった。
今思うと、本当に目まぐるしく忙しい30代前半だった。

Lappsをオープンし終えた時に、心から感じたことがある。

一つは、これまでの経験が一つでも欠ければ、ここまで来ることはできなかったということ。

エンジニアの時のスキルがなければ、コンテンツを効率的に制作することはできなかった。
プリセールスの時のスキルがなければ、サイトやシステムの企画・設計はできなかった。
コンサルタントの時のスキルがなければ、最適な協力会社をみつけることもできなかった。
ベンチャーの時の失敗がなければ、アイディアにたどり着くことはできなかった。
個人事業主としての経験がなければ、アイディアを形にするこはできなかった。

そして二つ目は、それらの全ては私一人で得てきたものではない、ということ。

お世話になった上司や先輩・同僚との出会いがなければ?
仕事のきっかけになった、お客様や取引先の方々との出会いがなければ?。
仕事だけではなく、生まれてから出会った全ての人と一緒に過ごした時間なければ?
そういった出会いがなければ、前述したような経験はできなかったかもしれない。
Lappsは生まれなかったのかもしれない。
お世話になった方々には感謝の気持ちで一杯だ。

30代のテーマは事業を立ち上げて軌道にのせること。

自分がイメージしている40代のために、それ以下はあり得ないし、それ以上も望んでいない。
自分が欲しいものは、人生という大海原を自由に航海できる船だ。
そのためには、30代で事業の基盤と、優れたチームを作らなくてはいけない。
成功するかどうかはわからないし、むしろ、失敗の可能性の方が遥かに高いと思う。
想像もつかないような困難もあると思う。
けれども、後悔しないよう、これまでの人生で培ってきたもの全てをぶつけてみたい。

ただ、自分のなかで決めていることがある。

一つは、「見切りをつける期限を設ける」ということだ。

誰にも気兼ねする必要はないが、ズルズル行って周りに迷惑をかけるのは望んでいない。
特に、家族に対しては、幸せにする、笑顔でい続けさせる責任が自分にはある。
それができなくなりそうだ、という判断をした際には、すっぱりあきらめる。
Lappsはライフワークとして続けることもできるし、そう決めているから。

二つ目は、「自分の納得感を大切にする」ということだ。

自分一人で決めて、すべてに対して責任を持つということが、自分で事業を行うということ。
大変なことだが、それは逆にいうと、とても幸せなこと。
自分の人生を自分の意志で生きる、ということを表現するのにこれほど最適な方法はない。
その時に重要なのは、納得感。
他人の思想や意見、色々な利害を考慮することも大事。
けど、最終的には自分が心から納得できるかどうか、だと思う。

三つ目は、「高い志を持って自己満足に陥らない」ということだ。

これは本当に最近感じたことだが、教育の世界はどうも小さくまとまってしまいがちらしい。
それは、日本人の文化・精神・思想的に、教育=スケールすることが受け入れ難いからだろう。
固定観念や他人の感情や意見に囚われている人がいかに多いか。
その結果として、社会に大きな影響を与えずに終わってしまう人が、いかに多いか。
教育は大義名分があるだけに「いいことやってるからOK」になる危険性がある。
自分にとってはそれでは意味がない。そんなレベルなら、自分がやる必要はない。
誰かに反発されて潰されてもいい。世の中の、誰かの肥やしぐらいにはなるだろう。
誰もできないような、やらないような、思い切ったことをしたいと思う。

長々と3日くらいかけて書いてみた。
たぶんこれも、勝負する前に自分自身に対して言い聞かせたかったのだと思う。
今年のどこかで見直して、また続きを書いてみたい。

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